官僚たち

結局、ラストまでちゃんと完走したのはこのドラマだけ……スパイは途中から見たり見なかったり、なんですけど、最終回はちゃんと見ます(笑)。


骨太という名のアバウトなドラマでww、作り手はきっと大マジなのに、結構笑いながら見てしまってました。よくない視聴者だね(笑)。いちばん面白かったのは、風越さん(佐藤さん)庭野さん(堺さん)相川さん(カッツミー)が飲み屋で雑談してたとこ。風越さんが、東京オリンピックのツケを払わされている今の日本は問題山積みで大変だ……と状況説明台詞があったあと、庭野さんがさくっと「でも我々3人がいれば大丈夫ですよ」って(笑)。MITI(通産省)の役人たった3人でなにゴーマンなことを!と笑いました。でも笑い事じゃなくて当時のMITI官僚ってそれくらい平気で思ってそうだね。んでさらにカッツミーが「そうですよ、どんなときも我々3人で乗り越えてきたじゃないですか」と相槌を打ったあたりで、3人のうち誰かの過労死フラグが立ったわけですが、そのとおりの展開に(笑)。……でもこれ、結局だれがターゲットのドラマだったのかなぁ。逆風ふきまくりの現・官僚の方々が見たら励まされるの……だ、ろうか?……個人的には、授業ではなかなか到達しない「戦後日本史」をライトに学べてお得でした。オトコ臭い芝居も楽しかったです。


さて、昔から結構ドラマスキーだったんですが、さすがに飽きてきたといいますか。医療ものもサスペンス系も若手イケメン揃えましたあ、みたいなのも全部おなかいっぱいす。来期は「不毛地帯」を見ようかな、と思うくらいですね。そろそろ、木皿さん脚本の新作がみたい……。