ソウル・キッチン

英国王とソーシャル、いつ行けるかな〜……ブラックスワンも気になりますね。そんな中、前評判を聞いて面白そうだったドイツ映画を観てきました。




ハンブルクの倉庫街に建つ「ソウル・キッチン」は、ジノス(アダム・ボウスドウコス)が経営する冴えないローカルな食堂。とある偏屈な天才シェフを雇ったことで大人気になるが、軽率な兄のせいで経営権を乗っ取られ、ヘルニアに見舞われ、遠距離の恋人ともギクシャクし……と不運が次々と降りかかる。ジノスは店を取り返すことができるのか?


100分ほどの短い映画ですが、たっぷり観た気になるなぁ、なんでだろ?物語がかなりぎゅっと詰まってて次々展開していくからでしょうか。さびれた食堂が天才シェフによって甦る、くらいの情報しか持ってなかったので、美味しいものがたくさん出てくるハッピーな映画かと思ってたら、そうじゃなかった(笑)。それはあくまで一部分。監督(ファティ・アキン)の狙う意図や背景は深いようですが、ドイツの庶民の街のリアリティ(特にナイトライフww)を感じられることが一番の魅力でした、私には。物語のドタバタ具合も収束の仕方も「楽しい」というよりもっとオフビートだし荒っぽいし、でもそこに不思議な魅力が宿ってる映画です。主役のジノスのほどよく冴えない雰囲気と常に哀しそうなw顔も魅力的ですが、特にナイフ投げが得意なw偏屈シェフと食堂の居候じーちゃんがいいキャラでお気に入り☆。ソウル・キッチンのお店も、ユルくて居心地よさそうな空間でいい。エンドロールのアートワークも可愛い!そして何より音楽がよかった。サントラ買おうと思ってます。

Soul Kitchen

Soul Kitchen