なんというか

あらゆるものごとが「終わらない」というのがだんだん面倒になってきました昨今です。いっこ終わるとスッキリするんだけど、全部ズルズルもにょもにょ・・と続くかんじ。この週末はいっこ「おわったああああああ!」なはずだったのだが、気づくと打ち合わせが続いておるwww。


CM定点観測中wですが、最近なんかカンに障る(ごめんな)のはのどご●生のやつですね、夢かなえて乾杯、とかゆうの。知り合いでもないシロートさんが夢をかなえる姿になんで無関係の自分が感動(共感)しないといかんのかサッパリ分からないのに、それを強要する作り手の「いいものをつくってるでしょ」臭がダメ。ぐっさんの時の割り切った書き割り的くだらなさの方が何倍もよかったのにな。いい企業ぶるのは簡単で社内は気持ちいいんだろーけど、そういうのって見る方はむしろ気持ち悪い。


そんなひねくれた私とあなたに大推薦の芝居、城山ひつじの会の「効りつの優先」。いま時のひとwwwなスズキ浩介さんが出演中でございます。いやー、城山さんは、第一回公演が苦痛だったのでその後敬遠していたのだけど、こんなに凄い作品を作られるようになっていたのですね、不勉強でした。とある会社のとある部署(企画課だったか・・でも何度も「でんつうさんがお待ちです」とか出て来たから宣伝的な部署なのかも)の狭い世界でドロっドロの人間関係が毒のある笑いとともに、徐々に明らかになり・・なんだけど、とにかく女性陣のイヤ〜な感じが恐ろしすぎる。これ山内さん女性蔑視じゃねーのwwと思うくらいイヤな女揃い。まつもとまりかさんって「男性の好きなすぽーつ」の時はまだまだ猫かぶってたんですね、恐ろしい女優さんだ。巧者のいしばしけいさんが押されるほど。・・しかし「女性部長」ってやっぱりこういう(カリカリ、我慢、抑圧、崩壊)描かれ方しちゃうんですねえ(ため息)。メチャメチャ巧いんだけど、なんだかなあとも思うww。一見ミニマムで「あるある」な世界の中に、唐突にすっごい悲劇が入っちゃうあたりの破綻したところが面白かったです。


しかしチラシのご挨拶にけっこうヘビーなことが書いてあったんですけど・・信子さん大丈夫ですか(←ちょっと知人)。


そして、いま演劇界もミニマムあるあるモノ流行りだけど、松尾さんとかケラさんの(&長塚さんくらいまでかな)あの力技で飛ばすスケール感やダイナミズムが魅力の芝居って若手で減ってるなあ・・とつくづく感じる最近でもあるなあ。みんなコタツ囲んでお茶すすってる中の繊細な毒をあぶりだすかんじだもんね。それはそれで大好きではあるのだけど。