じんちゃんごと

もう遅くなっちゃいましたが、レスリーさんのショートフィルム観に行ってきました。すでに素敵なレポもたくさんあがってていまさら・・なんですがちょこっとだけ感想。まずショートフィルムなんだけど、2作を連続上映してくれて、個人的には「アーティスティック」より「コンセプチュアル」なことが好きなので(割とそこコンプレックスでもある。アートを理屈で解釈しようとしがち。でもどんなアートにもコンセプトがあるし、そのこと自体がグッとくるものが好き)、さいしょのオールモノクロの「THE INDEPENDENTS」が面白かったです。齋藤工がかっこよかったなあ。ずっとカメラ持って街をうろうろしてて、たぶん海外が思う「THEジャパニーズ」の象徴でもあると思ったんだけど、それを思いくそカッコよく昇華したのが痺れた。あと、このひとはモノクロだと色気が倍増するひとで、一方、安藤政信はモノクロではないほうが色っぽい人だたぶん(モノクロフィルムの中でエロい表情してもなぜか「不気味」なほうに転ぶ)。この差はなんだろうと思うのだけど、じんくんも(こっちのフィルムには出てないけど)モノクロではなくカラーのほうが色っぽいタイプですよね。色気を抑圧したほうが色っぽいタイプと、解放したほうが手がつけられないタイプでいうと、完全に後者・・なんてことを見ながら思っていたなど。あとな、レッズの槙野が惚れそうなほどくそカッコ良くて(笑)なんで槙野なん?と思ってたけど謝ります(笑)。


PHANTOMのほうは、少し長いなあと思ったんですよね。アートは饒舌でなないほうがかっこいいと思うんだ〜(ただの好み)。カラーなぶん、こっちのほうがさらにこれみよがしに「アーティスティック」だったこともある。割と早くからテロが起きたパリへのなんらかを描きたいのだなあというのは感じたのだけど、それで小さなエッフェル塔のフィギュア持ってこっち睨まれても??というか(こら!・・そのシーン、レスリーさんはトークの時に梢さんベタ褒めしてましたが)。長いぶん、編集に合わせての音楽も実は冗長に感じてしまいました。INDEPENDENTSのほうがシュアでメリハリが利いていたなあと。ごめんねじんくん!もちろんフィルムにはすごく合っていたし、宗教音楽的なホーリーな響きがけっこうあって、ああじんくんらしいなあと思いましたよ!!いやほんと、これ一週間とかすごいだろ!


で、トーク☆ね。とにかく前半のキャストのみなさまがほんとうに空気も読めるし、コメントが頭いいし(秋元さんと類さんさすが!!)、レスリーさんを持ち上げまくってでもヨイショに聞こえないし、ほんとうに「いまどきの若者ほんと捨てたもんじゃねえ!」と感心していたぶん、じんくんが出てきてレスリー横に置いていきなり自分のアルバムの宣伝はじめたところで「・・・じんちゃんだいじょぶ???」とモンペ手を揉む状態や(笑)・・じんくん的にはアルバムのことを話した流れで「そのアルバムがきっかけでこのお仕事があった」という経緯を話したかったようなんですが、結局途中でじんちゃんの上をいく自由人・レスリーにさえぎられて、ただの宣伝にしかならなかったという(笑)。そして、レスリーもじんくんもお互いをヨイショすることいっさいない(笑)ただの「たいへんだったよねえ」な制作者仲間トークでわろた。じんちゃんただただ大変だったとしか言わないしwもっと「れすりーのせかいかんがすごいとおもいましたのら」とか持ち上げたれや!と突っ込んだのは内緒(笑)。そしてそんなじんちゃんに気を悪くするどころかニコニコと「ジンモワタシモフツージャナイデショ」と仲間意識100%なレスリーと「いやふつーだとおもってるんですけど・・」と困惑するじんちゃん・・がいちばん面白かったです。じんくんは確かにやっていることややってのけていることはまったくもって「フツージャナイデショ」なんだけど、確かに本人自体はふつーなんだよねえ。「ぼくのふつーがなんでせかいのふつーじゃないのら?」と思ってるだろうし、実際、じんくん自体ふつーの感覚のひとだなあと思う部分もすごくあるし。


あとは!レスリーが「ナンデAudio Fashionッテイウタイトルナノ?キョウミアル!」と大変にいい質問をじんちゃんにしていたのですが、その答えが!!!じんちゃん、ライブまでにちゃんとした答え用意してくるように!ぐだぐだやねーか(爆笑)。「ええ〜・・・なんか・・スタイリッシュな音楽をつくりたかったというか・・で・・オーディオはファッション。・・・(間)」みたいな、もーまったくもって答えになっとらんかったのだ!・・というか、本当にそれ以上何も考えてないでつけたタイトルなんでしょうけど・・タイトル秀逸すぎてみんな(特にインタビュア的な人)深読みしたがるんだよじんちゃん!!!


そういやそんなにマスゴミが来てるって知らなかった(撮影会はあったけど、映画関係の人たちだけだと思ってた)。スポ紙のまさに「公の場」記述に笑いましたが、「退社後初のこうのば」ってさ〜、じんくんは何度もライブで「こうのば」に出とるわ!自分たちが行く場所=「公」いう思いあがりすげーな、と思ったことでした。そして「ジンシャイダカライジメナイデ」と最初に前に立ちはだかったレスリーのモンペ度すごかった☆ありがとー☆


そのオーディオファッション。期日までにじっぷすで予約してなかったので、まったく聴いてないです。評判よいので楽しみですぅ!