旅2日目:直島〜高松
朝、海沿いを散歩してからテラスレストランで朝食。夕食よりはイマイチだったかなぁ。でも、スキッと晴天で、目の前に海が広がるカウンターで食べられるのは幸せです。
まずは、昨日案内してもらった「ベネッセミュージアム」にもう一度足を運ぶ。人はほとんどいない貸し切り状態なのが気持ちいいです(笑)。特に気持ちよかったのは安田侃氏の「天秘」という作品。コンクリートに四方を囲まれた中の庭に、掌をイメージしたという2つの大きな大理石をまあるく削ったオブジェ。そこに寝転がって、コンクリで切り取られた空を見上げるのが、妙に落ちつく。雲の流れが早い日なんかは、もっと頭上の景色が楽しめるかもしれないです。10分15分、すぐたっちゃう。とはいえ、考えてたのは「(大理石がとてもヒンヤリしてたので)ここでチョコレートをテンパリングしたら、すごく上手くいきそうだなぁ」とか、くっだらないこと(笑)。
そこから「地中美術館」へ。安藤センセイ建築の、地中に部屋をつくった美術館です。後からスタッフの方に聞いたところ、休日は2.3時間待ちザラなんだそう。あー連休前に来ておいてよかった。ここは、言い方はとても良くないのですが、その静謐さも、展示も、スタッフさんの制服も含め「アートな斎場」というイメージです(すみません)。モネの「睡蓮」も贅沢な空間で、かなりの時間、ぼーっと見てた。安藤センセイの導線の作り方にも感動。どこからどこを見ても、景色がちゃんとデザイン化されている、というのでしょうか。
もうひとつ素晴らしかったのが、併設の「地中カフェ」です。最初室内でミルクプリンとコーヒーを頼んでたのだけど、後から来る人がビールにクロックムッシュを頼んで、外に出て食べてるのを見て、たまらずビール追加&外に(笑)。島いちばんの高台にあるので、景色が素晴らしい。幸せ。クロックムッシュもタルティーヌもやけに美味しそうだったなー。次回は絶対食べよう。
次は「家プロジェクト」へ。民家の中に自然にとけ込みながら、アーティストが作品化している家々をめぐります。幻想的な「時の海」という作品がある「角屋」も素敵だったのですが、ジェームス・タレル氏の「南寺」!漆黒とはこのことか、といえるほどの真っ暗闇の中にある「作品」を鑑賞するのに、目が慣れるまで5分はかかる。目が慣れることでようやく恐怖心からも開放される。儚い作品をじーっと見る。その過程が新鮮でした。ベルリン(だったかな?ロンドンか?)にあるという「盲人カフェ」というのもこんな感じなのでしょうか。
夕方、フェリーで高松に。昨日と同じようにすごいスピードで沈む夕日を、今度は船から眺めつつのBGMは、シロップでした。直島、思っていた以上に本当に楽しかった。混んだら魅力半減なんだろうな、と思うので、また時期を見計らって来たいですね。
高松のホテルにチェックインして、早速うどんツアー2軒目「鶴丸」へ。ここは20時からしか開かない珍しい深夜うどん屋さん。うどん通の方々がお薦めのカレーうどん(辛口指定)うっまああい!最初にビールといっしょに頼んだ「豆腐のおでん」がまったうっまああい!戻ったホテルで更にビールとチューハイ爆飲み。明日からのプランをつらつら考えながらまた爆睡(笑)。
- 作者: 青野尚子,シヲバラタク
- 出版社/メーカー: エスクアイア マガジン ジャパン
- 発売日: 2006/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
- 作者: 田尾和俊
- 出版社/メーカー: 西日本出版社
- 発売日: 2006/08/23
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 54回
- この商品を含むブログ (23件) を見る