「フランキー・ワイルドの素晴らしき世界」

このお正月に観たかった映画その2。絶頂期に聴覚をなくしたカリスマDJフランキー・ワイルドが、視覚と触覚で再起するまでを描く物語です。




ほぼ90分の中で、聴覚を失って自暴自棄になるまでが長くて、ここからどうやって再起していくのだろー?と思ってたら、意外とあっさり。全体に妙な感傷はいっさいなく、テンポ良く進みすぎて……もう少し感動的にもできるだろうに(笑)。ラストのフランキーの決断は爽やかで後味よかったです。あと、彼のマネージャーのマックスの俗物感が面白い。聴覚を失って、目だけで見る「俗物の立ち居振る舞い」って本当に滑稽なんだろうな。


音を映像化するのは本当に難しいのだろうけど、フランキーの「世界」が臨場感を持って描かれていましたね。DJシーンの迫力も。クラブとか縁のない人間なので、ちょっと憧れた(笑)。