「Music Complex 2007」@若洲公園

最後の夏フェスは、天気にも恵まれてなにより。シャトルバスから会場までが長かったり、導線がまだるっこしかったり、チケットの引き換えが不親切だったり、飲食がおざなりだったり、と文句はいろいろあれど、まぁ一日だけのゆきずりのフェスだから許すか。




緑に囲まれたCamp Stageにて、Fロックリーダー夫妻と会う。ビールでかんぱ〜い!まずちゃっともんちー。ライブはもちろん、曲もほとんど聴いたことなかったんですけど、初々しいですね。橋本さんの声が予想以上にパワフルでキャッチーだった。その後のとらいせらやばいんに比べるとまだまだなアクトだったけど、「女の子だから」じゃないスケールにとても好感が持てました。しゃんぐりら♪いい曲だね。


ついでとらいせら。着いたのが遅いのですでに夕暮れ時。各アーティストの持ち時間は30分と短いのですが、その30分を見事に使い切った貫禄と鉄壁の演奏とアゲっぷりに感動すら覚えた。全てのお客さんが掴まれてましたね。バンドに歴史有りだなぁ。「ロケット」〜「ゴーイントゥーザムーン」というつかみで、ラストは「ラズベリー」というバリバリイベント仕様(個人的にはラストはROCK MUSICが良かったが)。ショウくんの「バインと隣り合わせで出られるのが嬉しい。きょうタナカくんと並んで歯磨きした。歯磨き粉忘れてさ〜、タナカくんが貸してくれた。クリニカだった」というカミカミ系の和みMCに萌え〜〜〜!


夕闇降りる頃にバイン。こちらも「指先」「スロウ」「風待ち」「光について」と親切かつ夕闇メロウリスト(笑)。タナカの髪の毛がベストだ!!短めもっさり!「とらいせらとはお互い10年目で、いっしょにやれて嬉しい。今年はフェスで会う機会も多くて、サマソニでもいっしょに行動してた。ショウくんに歯磨きを教えたのはオレや!」という萌え返しMCににんまりです。真面目な話、10年紆余曲折アゲサゲある中で、同じような立ち位置で続いて来たバンド同士の思いもあるんだろうなぁ。出て来た頃は対比して語られてたし。これからもよきライバルかつ仲間でいてほしいバンドです。……もとい。アッパーなのはラストの「FLY」だけで、もう一曲いけ!という客からはアンコールの手拍子が止みませんでしたが、フェススタッフが出て来てあっさり「これで終わりです」だって。そのへんのお仕事な呼吸がこのフェスっぽいのかも。


移動してオレンジレンジがアクト中のWing Stage。すげぇ人!!!!部外者でも楽しいよね。オープンでみんなを巻き込める王道。そしてそのままじっとりおかむらちゃんを待つ。ちゃんと見るのは初めてなので、リバウンドはともかく、前と比べて声が……というおかむらちゃんファンの方の嘆きはよくわかりません(笑)。やたら「かもん新木場!」と連発してたのと、歌というより咆哮だったのと、とはいえ30分ノンストップの気概と踊れるアレンジは楽しいぜ!というのと。個人的には「どぉなっちゃってんだよ」と「ロングシュート決めたら」が聴けてよかったです。


トリはすかぱらだったけども、混雑が嫌で退散。さらば2007年の夏フェス。