とらいあんぐる6/ありふれた6/れすきゅ4/and more

ヴぉいす、見逃しました。一話完結ものはこういうときは便利……。


とらいあんぐる6:おぉ、たにしょから蔵ちゃんへバトンタッチ?なんか怪しいだけで(だけって失礼ですが)いまひとつ深みのなかった役柄でしたが……初回、やけに江口さんに敵意を持つ演技してた気がするのに(笑)。マギーにしろ、たにしょにしろ、宅麻さんにしろ、怪しげに振るまう割に結局根のいい人でフレームアウト、というのが、エグ系サスペンスにしては面白みに欠ける(同じ枠で成功した「アンフェア」は、いい人がみな実は……という裏切りだった。そっちの方がこの手のドラマは面白い)……こうなったら諸悪の根源らしき?北大路パパに期待。広末さんと堺さんの関係は予想ビンゴ!でした、が、次は堺さんまでBye Byeですか??そしてラストの、コントで演るロボトミーみたいなゴロちゃんの変わり身に爆笑。そうきたか。


ありふれた6:加瀬くんの真っすぐ×不器用な買い言葉を、自分のものさしで解釈して暴走する大人たちに苦笑。そーだよね、そういう誤解と曲解とお節介で人間関係はできていくのです。……地味だけど、やっぱりこういうドラマは必要です、とじりじり身にしみて思う。人気者のとっかえひっかえ組み合わせありき的なものも、イケメン揃えてマンガちっくなものもあっていいけど、対極にこういうのがないと、ドラマの良心的な作り手のモチベーションって上がらないんじゃないのかな。……ただ、仲間さんの自己チューっぷり(仕方ないとはいえ男性陣を都合良く振り回しすぎな部分が……)は同情はできるが共感できない、すみません(笑)。最後の加瀬くんとキムラさんの場面がすごくよかったですね。笑って終わるところが。あと、こういう役(むっつり系)やる松重さんって、かわいいー(笑)。


れすきゅ4:ええと、これ、最終回じゃ、ない、よね?となんども自分に確認してしまうピンチの乱れ打ちに号泣……はできないんですが相変わらず(笑)。あ、山本君が火龍に来た場面にはちょっとぐっときたヨ。店長のことばにも。この濃いペース(個人的には濃すぎ/笑)で最終回まで持つのか心配だが(余計なおせわ)、次から「守り(笑)」のまっすとクールなキャナメに期待して拝見しまーす。ところで、初回冒頭を思い返すと、石黒くんと大東くんはいつか戻ってくるんでしょうか?それとも、あの場面は訓練生としてのものだったんでしょうか?来週は客船大事故みたいで、ここまで毎度毎度惨事が起きるドラマ、横浜市にとってむしろイメージダウンなんじゃないかと気がかり(笑)。




「お買い物」:注目の劇作家・五●田団の前田司郎さんが手がけた単発ドラマ。ちょうど五反●団を観に行った後のオンエアで、タイムリーでした。一組の老夫婦(久米明渡辺美佐子)が、渋谷で行われるカメラの中古フェアに田舎から出かけて、慣れない渋谷に戸惑いながらも惚れたカメラを買い、孫(市川美日子)の家に一泊する、それだけの地・味!!!な話を、土曜の夜9時に堂々オンエアするNHKのすばらしさよ!!!久米さんと渡辺さんのキュートな夫婦っぷりだけでじーん。渋谷に出るというので、ばーちゃんは紋付袴?くらいの正装を着せようとするんだけど、じーちゃんはそれを嫌がって「アレでいい、おまえのあのジャンパーで」というの。それが赤で背中に「Natural Health」って入ってて、あのハッパ柄なの(笑)。どこで手に入れたんじゃ(笑)!でもリアルじゃん、何も知らずに地元の衣料品店のセールで買ったかんじ!……そういうとこで、もうキュンときちゃうわけです。おまけにその赤いジャンパー姿が可愛いんだよね〜〜〜。あと、自分にとっての「都会のごちそう」がラザニアで、美味しいとは思ったことないけど食べたい、とリクエストするばーちゃんに、夜ご飯にいっしょに手づくりする市川さんがまたいーんです。決して「理想の孫」ではなく、接し方はドライなんだけどあったかい。で、出来上がったそれを初めて美味しいと感じるばーちゃん。くー(泣)。……このラザニアってのもリアル!私も子供の頃いちばんの「ごちそう」でしたもん。他にもツボ満載。


今までなかなか縁がなかった●反田団ですが、そのユーモア漂う地味さが好きです。若手だからもっと派手だと思ってたら、青年団(「静かな演劇」というジャンルをつくった劇団。志賀廣太郎さんがここ出身です)系なんですね(笑)。観た舞台についてはまた後日、自分用に感想をアップします。