鈍じゅう

知人に検索されたくない用心のあまりきちんと表記できず……スミマセン。コレ行ってきましたー。


http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2009/05/08/09.html
http://www.daily.co.jp/gossip/2009/05/08/0001894358.shtml


舞台版*1も好きだったんですが、ひょんなことからお誘いをうけ。舞台挨拶つきで、スピレのときを思い出しました。ゆーすけさんが1人でトークを頑張ってて、さすが気遣いのひとだなあと。そして悔しいけどタダノブ浅野、ちょうかっけえええ!よ。


でもスポ紙はジェロ一色↓↓……ジェロって意外と小柄なんですね。生歌聴けてちょっと嬉しかった。記事の「割り切って」のくだりも面白かったんだけど、ゆーすけが「(監督が演技について)ぼくは……ユー好きにやっちゃってよ、と言われました」と某事務所社長の口まねしてたトコもね(笑)。惜しい!本家は「好きにやっちゃってよ」とは言わないね、「好きにやっちゃいなよ」だよねwwと心の中で突っ込んでおきました。


本編。あらゆる面で鈍感な男・凸やん(浅野)に翻弄される同級生2人(北村一輝・ユースケ)を中心としたナンセンスホラー*2ですが、とにかく浅野さんのボケっぷりが素晴らしくて最高。そしてこの先、南野陽子再びの時代がくると予言しますオレ(笑)。脚本自体がさすがだし、映画化にあたって「相撲」という要素をくどかんにリクエストした(大乃国の使い方が素敵っす!)細野演出も熱く細部までつきつめていてさすがです(全体のテンポも編集のキレも完璧だと思いました、僭越ながら)。特に、凝りまくったスタイリングと、子供時代の回想場面がぜんぶアニメで表現されていたのがセンスいいなぁ。ただ、ドロドロ混沌の舞台版に比べてラストは爽やか。最後の主題歌がゆずグレンだったの、驚きました……なんでここでこの爽やかさ?っていう(笑)。そこに流れる映像とのギャップを狙ったのか、マジで爽やかに終わりたかったのか……ともあれ、お薦めできますよ。


舞台挨拶を見て、挿入歌を歌うジェロを見て、ついつい板東英二の試写会でもライブあったりするんだろうか……あってほしいよなあ……と思いを馳せてしまったのだった……。

*1:ねずみの三銃士(古田新太生瀬勝久池田成志)第一回公演で、くどかんの岸田戯曲賞受賞作。この夏に第二回もありますよ。チケットとれるかなー。

*2:「読めない、分からないもの」に対して、まっとうな人間がどんどん深読みと妄想を膨らませて自分で自分を追いつめて行く、というホラーとしてとても正統派な物語でもあります。