ワンダ

きちんと感想を書きたいなと思って、いままで過ぎてしまいました。超粗いけど、明日が最後かもしれないから、とりあえずアップしとく。




あのー、いちばんあかにしくんに関係ない部分かもしれないけど、メロディがすごく好きだ。アッパーなようですごく切ない。クラブミュージックの持つ刹那さがよく出ている、ような(←クラブミュージックには超疎いので見当違いだったらすまん)。歌詞はむしろよくあるタイプのものなのでへ〜という感じなのですが(アイドルが歌うと思えば珍しいかもしれないけど)このメロディは秀逸ですよねぇ。その上で、構成の計算がどこまで意図的なのか分からないけども素晴らしい。キングの貫禄で始まり、静〜動へと移動し、最後の最後でそれまで王座にいた人が腰低くお辞儀する……そのギャップある締め方がカンペキだよね。全体、過剰すぎず物足りなすぎず。もちろん演出家は入ってるのだろうけど、あの過不足なくきっちりまとめあげる感じって、今までのじんソロにも共通する印象なので、あかにしくんの「見せ物=まず客ありき」に対するジャッジメントや肌感覚が優れてるんだろうなぁと思うんです。……パフォーマンスの良さは言い尽くされてると思いますが、グルーヴの天才・クリケイちゃんにひけをとらず歌ってるというのは素直にすごいよねー。ピンキーラブジュ、から続いてるから「あーまたこのタイプね」とあっさり思いがちだけど、やっぱ天才じゃんじんくん、と思い直しました。音楽を泳げる数少ないボーカリスト。「アイドルを超えた」といういい方はアイドルを下に見てるようなのでイヤなんだけど、別スペックであることは確かですね。……うん、ラブジュはぎゅーっと客の視線があかにしくんに吸い寄せられて集中していく感じ。ワンダは逆にふわーっと曲とあかにしくんのオーラが広がっていく感じ。会場の気の流れ方が逆でした。だからなんかあったかいなーと思った。お辞儀までふくめ、彼の「お客さんに届けたい気持ち」の強さを感じたというか。この曲は、ひとりよがりでもKYでもないですよ。


あと一回、大切に味わいたいと思います。生の姿のほうを観てきます。