etarnal/ムラサキ

週末、近所の商店街を歩いていたら店の前から♪あなたと〜ともに〜いきて〜る〜(転調済み)♪がいきなり流れて来てつい立ち止まってしまいました。いやあリリースってこういうことがあっていいね!!きゃっ☆!……残念だったのは、その店が「日高屋」であり、寝起きの大学生とかが食べにくる土曜昼のラーメン屋には超ミスマッチだったっつうことです。まっぴるまにあのエモーション過多なボーカル重すぎっすあかにしさんwwww


エターナル、聴きました。いつものごとくひねくれてるので感想は隠します。




あくまで私的な好みですが、「まけないで」「そばにいるから」「ありがとう」なんて歌詞がトリプル盛り合わせで入るような歌、正直、困ると思ってました(笑)。いやほんとにアレルギー体質なのです、この手のは。おまけに正調バラードも苦手……というダメ押し。コンサートの空間でノリで聴くのはいいけど、それも歌詞はさておきあかにしくんの「声」の響き方を楽しむというやり方でした。なので、じつはそんなに期待してませんでした。…‥以上ぶっちゃけました、たいへんごめんなさい。


音源でも、歌詞は深入りして聴けません(すみません)。このタイミングでアニバーサリーソングを売ろうとするってマーケティングとして上手だなぁ、と、あかにしくんは考えてもいなかったであろう嫌らしいことを思うくらいです。でも、そういうマーケティング臭さをいっさい感じさせない「パーソナルな響き」が何故かこの歌にはあって、そこがこの曲をOKにしてる、わたしにとって。やっぱり声と歌い手の力(の質)だなと思います。あかにしくんの持っているものは歌唱力というより感情力なんでしょうね。歌唱力は「手段」だが感情力は「目的」だ。歌のうまいひとが手段としてこの歌を歌ったら、たぶん魔法は解けてただの凡百なバラードになるだろう。この歌が「メッセージソング」になってしまったら終わりで、そうではなく、あかにしくんが自分がすっごい本気で信じている感情を私的に歌ってるから、ギリギリこの歌は輝きを持っているように思う。あ〜むずかしいなあいい方が。頭悪くてすみませんです。


えと、「まけないで」も「そばにいるから」も「ありがとう」もファンに向かってのコトバじゃなくて(そんなん俺死にます重すぎてwww)あかにしくんにとっての大事な人に向けて歌われているコトバだ、というのが歌から伝わるからいいんだよね、ということでしょうか。ま、そんだけ本気で思われてる「あなた」の方も覚悟いるだろなぁとは思うんですけど(こら!w)。だから、聴く人へのメッセージソングじゃなくて、この曲は聴く人が自由に使ってね!というメッセージソングに聴こえるんですよ、あかにしくんが大事な人の為に使ったように。その差、大きいと思うんです、実は。少なくともわたしのよーなひねくれたリスナーには。


たぶんこれからもあかにしくんは「自分が信じてること」だけをものすごい本気で歌うんだと思うのです(歌い手としては当たり前のことだけど、ポップシンガーってもっと軽いひとも多いですしね)。エターナルは、その意味で、あかにしくんの歌い手の資質を教えてくれる歌。面白い。そして歌詞はともあれ、この声はやっぱり音として耳に快感。


ムラサキ。新しいアレンジをせず、海賊コン時代の歌謡曲テイストママで満足。分かっていたことだけど短いですよね(笑)。この歌には若さ故の性急さを感じていたのですが、「あきらめてたはずなのに今でも君だけを愛してた」と現在の話なのに語尾過去形になってたのに今ごろ気づいた。どんだけ愛が急いでるのじんじん(笑)。


PVはシンプルなのが合ってますね。見る前にHDDをばっさばっさ整理しがてら「はなまる」をつい見ちゃったのですが(1年前)じんくん別人@@!あのときまんまるだったというか(着ぶくれ込み)いまがほそすぎというか……。もとい、あかにしくん映らずにたくさんの家族や恋人たちのポートレートをつなぐ、みたいな手法もあり得るだけに、最初から最後まであかにしくんだったのでほっとしました(笑/ほらだって幕の後ろにいて出ないで歌ってもいいとかゆってたひとだし)。そこまでアーチストにならんでいいのでwこれからも自分が映ってるPVつくってくらさい(なにこのレベルの低いお願いw)。