人生はビギナーズ/ワイルド7

というわけで、気分を変えて☆。


ビギナーズは、マイク・ミルズ監督の私映画ともいえる作品。主人公はイラストレーターでアートディレクターのオリバー(ユアン・マクレガー)。母の死後、父ハル(クリストファー・プラマー)が実はゲイだったとカミングアウト。70歳を超えてから、新たなパートナーや仲間を見つけイキイキと暮らし始める。父母の間に愛はあったのか、なぜ自分は生まれたのか、父をどうとらえればいいのか・・戸惑ううちに、父も癌にかかり、余命わずかと宣告される。看取るまでの時間、親身に父を世話しながらもやはりわだかまりを感じ、父が亡くなったあともふさぎこむオリバーは、心配した友人が連れ出したパーティで女優でモデルのアナ(メラニー・ロラン)に出会い意気投合する・・。


ユアンメラニーのコンビに華がある。この華なしだとちょっと地味でキツイ映画だったかも(笑)。本来こういう小品は好きなはずなんですが(笑)、内気で家族関係にうじうじする不思議ちゃんカップルの「(あえて使うけど)自分探し」というテーマは、よほどうまく描かないと「いい歳してさ〜」とイライラしてきちゃうのですね(す、すみません)。そういう意味で、本当に繊細で内気で優しく、その優しさを見る人によっては受け付けないかもしれない映画。時間がかなり細切れにいったりきたり、合間合間にスティルをうまく挟み、という演出手法や、一枚一枚の絵のクオリティははさすがだなーと思いました。あと、着てるものがセンスいいー!ユアンメラニーも、なんでもないカジュアルなんだけどおしゃれー!最後のほうにメラニーが着ていた赤のロングワンピにカーキのジャケット(コート?)なんかちょーまねしたい!主人公といつもいっしょにいる犬のアーサーが名演です。くしゃくしゃの毛並がなんとも愛らしい。そして(予想はしていたけど)終わり方が洒落てます。


A太ファンにつき、ワイルド7も見てきました^^。いやぁ道にクルマいなすぎ、超法規的組織ワイルド7目立ちすぎ、トウキョウ大惨事起きすぎ、SAT壊滅しすぎ、ふかきょんいらなすぎ(笑)。そのありえなさ込みで、ネタ映画としては面白かったです。A太はかっこよかったがそれほどしどころなし。何といっても役得は中井貴一様では(笑)。とにかくドラマは後回し、スケールと爆音とバイクがかっこよく撮れてれば、な映画なのでマジになっても仕方ないのでけども、エンドロールにすでにメイキングが流れる(さっきまでの悪役がもうはしゃいでる)のはやや興ざめでしたね。客席はまるやまくん目当て?な女子が多かった気がします。


予告編で見た「ヘルプ」が面白そうだったなー、ディズニー映画らしく絵がカラフルできれいで。