北のカナリア/人生の特等席/The Campaign/The Words

飛行機の中でみましたやつです。メニューの中に、わざわざ渋谷まで行って、時間間違えて観られなかったルビー・スパークスがあってやった!と思ったんだけど、吹替えしかなくて、おまけになんかヘタクソだったので断念。残念。ま、まだ新宿でやってるのでいいか。


「北の〜」は、同僚のU君が号泣したと言っていたのでチョイス。あおいちゃんにひかりちゃんに栄子姉さんに森山くんに松田兄に・・って、恐ろしく豪華なキャストだった。そして吉永さまの「父親」が里見こーたろーって!!!wwと日本映画界のマジックに爆笑し、真冬の極寒の北海道なのに、のんびり外の道を歩きながら回想しまくる人々に爆笑し、あおいちゃんの唐突な「好き!」に爆笑し(←たぶんご覧になった方は同意いただけるのでは)、ものすっごい美しい冬の景色にものすっごい大仰なバイオリンソロがかぶる「The 超・力作!」っぷりに爆笑し、仲村トオルのただただ無意味に暗すぎてしどころないけど、とりあえず吉永様の相手役だからこなしてます〜的な演技に爆笑し、なんだかふりん?なのにまったくエロのかけらもない優等生力および、結局万能ヒロインでしかない吉永様力に爆笑して・・気づいたら終わっていた(!)。いや確かに、森山くんが本当に名演で一瞬感動しかけるんだけど、でも吉永様のもっさりした正しいヒロインっぷりがすぐそれを払拭しちゃって。わたしのよーな性根のひねくれた人間には向いていませんでした。というか、吉永さんってすごいんだなあ。日本映画の正義であり正統でありあらゆる関係者から尊敬されて愛されているのだなあ。・・それが映画ににじみでてしまうことがいいとは思えないが、まぁ「ギョーカイ」とはそういうものだ。・・あ、松田兄は、アウトロー方面にいくよか、こういう気のいい普通の役がすごくいいと思います。


「人生の特等席」はとても見やすく気持ちよく結末が読めて予定調和でTheアメリカ映画という感じ。The日本映画よりだいぶしっくりくる(笑)。ジャスティン・ティンバーレイクがよかったです。


「The Campaign」は、アメリカの下院議員選挙キャンペーンを風刺したコメディ。町山智浩さんが「99%対1%」のあとがきで取り上げていて、見てみたいなと思っていたらまさか機内プログラムにあるとは〜!ANA上等!100分くらいのシュアなコメディですが、結末までとても面白かったし、このくっだらない選挙合戦および中傷合戦の様子が、あながち作り事でもないらしいところがまた何とも。「アーティスト」のあのワンちゃんが特別出演(笑)してます。DVDリリースされたら、結構お薦めですのでぜひー。

99%対1% アメリカ格差ウォーズ

99%対1% アメリカ格差ウォーズ

町山さんのアメリカリアルレポは本当に面白いし、笑い混じりで恐ろしい。


「The Words」は、春に公開するみたいですね。ある若い作家(ブラッドリー・クーパー)が、たまたま手に入れた古い小説の原稿を自分の名前で発表してしまい、ベストセラーになる。しかしその原稿の書き手らしき老人が現れ・・という小説「The Words」を書いた作家(デニス・クエイド)の話。うーん、物語が3重構造で面白いのだけど、ちょっと間延びするかなぁとか、最後、え、結局それって???とか。酔っぱらいまくって見ていたので、ちと複雑だったわ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130205-00000012-mvwalk-movi